トピックス
冠動脈のMRA検査
渡邊 祐司
1
,
田淵 隆
2
,
光井 英樹
2
,
森本 規義
2
,
中田 和明
2
,
熊代 正行
2
,
清野 隆
2
,
永山 雅子
1
1倉敷中央病院放射線科
2倉敷中央病院放射線センター
pp.1493-1495
発行日 2001年12月1日
Published Date 2001/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543906644
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はじめに
冠動脈のMRA(magnetic resonance angiography)は,MRを用いて冠動脈を非侵襲的に描出する方法である1〜3).
冠動脈は,大動脈や腸骨動脈に比べ細く,冠動脈主幹部の直径は3〜5mmで末梢に向かうに従い先細る.さらに,冠動脈は心拍動,呼吸運動により常に動いている.このためMRで冠動脈を描出するためには,心拍動と呼吸運動を停止させた状態でデータ収集を行う必要がある.このため冠動脈のMRAは,MRAの中で最もチャレンジングな領域である.
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