今月の主題 虚血性心疾患―プライマリケアは内科医が担う
虚血性心疾患の診断
冠動脈CT検査の進歩
陣崎 雅弘
1
,
田波 穣
1
,
栗林 幸夫
1
1慶應義塾大学医学部放射線診断科
pp.1556-1559
発行日 2010年9月10日
Published Date 2010/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402104604
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ポイント
★冠動脈の有意狭窄の検出は,64列冠動脈CTにおいて感度90%程度,特異度は95%程度で,高い診断能を有している.
★狭窄度診断,プラーク性状診断,ステント内腔評価,重度石灰化病変などは今後の課題である.
★冠動脈CTのよい適応は,冠動脈奇形の診断,中等度リスクの胸痛患者,中等度リスクの急性冠症候群患者である.
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