技術講座 病理
脂肪組織を含む凍結標本の作製法
大森 康旨
1
,
小野 久子
1
,
守安 岳征
1
,
西村 知己
1
,
雑賀 興慶
1
1大津赤十字病院病理部
pp.1309-1313
発行日 2002年11月1日
Published Date 2002/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543906428
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新しい知見
包埋剤,固定法,クリオスタットの改良が進み,最近では迅速診断が極めて容易になってきている.今回,界面活性剤を用いることにより脂肪組織の凍結切片作製が可能になることを示した.このことにより①脂肪組織の多い乳癌断端の精密な迅速診断が可能になる,②脂肪肉腫の色々な脂肪染色,③生組織を使う免疫染色,組織化学への応用可能性が示された.
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