二級臨床病理技術士実技試験のポイント
血液学
土屋 達行
1
1日本大学医学部臨床検査医学
pp.774-776
発行日 2002年8月1日
Published Date 2002/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543906272
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
二級臨床病理技術士資格認定試験実技試験(二級試験)の基本的な合格基準は,日常の検査が,検査器具の使用法,試薬の選択,そして実施時間に至るまで,誤りなく正確にしかも手順よく実施できることである.そのため血液学領域の二級試験の課題は,血液形態検査,血液凝固(止血血栓)検査,血液一般(血算)検査,塗抹染色検査のそれぞれについて,日常検査で実施されている項目のいくつか,実際に検査を実施してもらい,その技術と鑑別力,そして結果を評価し検査機器をどのように較正するかなどの能力が総合的に評価される.
それぞれの分野について,ある年度の問題の一例と評価の概略について述べる.
Copyright © 2002, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.