特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第8集
血液検査
血球検査
特殊染色
土屋 達行
1
1日本大学医学部病態病理系臨床検査医学分野
pp.75-77
発行日 2010年10月30日
Published Date 2010/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402104696
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異常値の出るメカニズムと臨床的意義
血液細胞に対する特殊染色とは,末梢血,あるいは骨髄塗抹標本上の細胞質内,あるいは細胞表面に存在するそれぞれの細胞に特異的な酵素,脂質,多糖類や微量金属などの物質を染色法によって染め分け,検出する方法である.これらの特定の物質を検出することで,細胞の同定,鑑別,細胞の機能,あるいは特定の物質の産生,不足などを推定することが可能である.多数の特殊染色があるが,本稿では主に臨床的有用性が高く,保険適応になっている染色法と臨床的意義について述べる.
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