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レクチン様酸化LDL受容体LOX-1を介した血管内皮—血小板相互作用
沢村 達也
1
1国立循環器病センター研究所バイオサイエンス部
pp.491-494
発行日 2001年5月1日
Published Date 2001/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543905815
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はじめに
血小板は血液中に30万/μlと多数存在するが,その寿命は約1週間と短い.しかし,多数の血小板が日々どのように処理されていくのかは明らかでない.
われわれは内皮細胞の酸化LDL(低比重リポ蛋白;low density lipoprotein)受容体として発見した蛋白,レクチン様酸化LDL受容体LOX-1が,アポトーシス細胞やin vitroで老化させた赤血球を認識することを見いだした.この過程でLOX-1がこれらの細胞上に露出されたフォスファチジルセリン(phosphatidyl-serin;PS)などの酸性リン脂質を認識していることに気がついた.
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