技術講座 生理
胆道の超音波検査の進めかたと見かた
杉浦 信之
1
,
唐沢 英偉
2
1千葉大学医学部第1内科
2東京女子医科大学消化器病センター消化器放射線科
pp.429-435
発行日 2001年5月1日
Published Date 2001/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543905798
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
新しい知見
超音波検査の最近の知見として,デジタル超音波技術の開発と造影剤を使用した造影超音波,3D超音波が挙げられる.末梢投与可能な造影剤の出現から,デジタル処理技術の進歩によりハーモニックイメージが開発され,Bモード像の画質改善がみられている.現在末梢投与可能な造影剤はレボビストだけであるが,新しい造影剤の臨床治験が始まっている.造影剤を使用することで,存在診断,血流情報を加味した質的診断の向上がみられる.3D超音波もリアルタイム3次元エコーやfusion3Dなどが開発されており,超音波内視鏡では細型プロープを管腔内でスパイラルスキャンして3次元表示する装置も出てきている.
Copyright © 2001, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.