今月の主題 黄疸
技術解説
胆道系の超音波検査
竹内 和男
1
,
中島 正男
1
Kazuo TAKEUCHI
1
,
Masao NAKAJIMA
1
1虎の門病院消化器科
pp.625-634
発行日 1985年6月15日
Published Date 1985/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542912587
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胆道疾患の日常診療において,今や,超音波検査(US)は不可欠なものである.その有用性は幅広く,胆道疾患のスクリーニングから精検といった診断面のみに止まらず,安全性かつ確実性の高いUS胆道ドレナージ術・術中USなど,治療面においても大いにその価値を発揮している.
そこで本稿では,胆道系のUSを施行するうえで最低限心得ておくべき基礎的事項(原理・装置・特有のアーチファクトなど),脈管の立体的理解に基づく超音波解剖のポイント,実際の走査手枝とチェックボイント,そして最後にその臨床的意義について概説した。
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