技術講座 生化学
心臓由来脂肪酸結合蛋白の測定
田中 孝生
1
,
宗宮 浩一
1
,
岡本 文雄
1
,
柏原 昌次
2
,
北浦 泰
1
1大阪医科大学医学部第3内科
2大日本製薬(株)ラボラトリープロダクツ部
pp.1011-1016
発行日 2000年7月1日
Published Date 2000/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543905546
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新しい知見
現在,急性心筋梗塞(AMI)の生化学的診断には諸種指標が用いられているが,発症から数時間以内の超急性期のAMI診断に利用可能で,高い診断効率を有する生化学的指標は少ない,近年,心臓由来脂肪酸結合蛋自(H-FABP)が,AMIの発症早期から高い診断効率を示すことより,急性期AMI診断における生化学的マーカーとして利用が可能となっている.
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