増刊号 血液検査実践マニュアル
Part 7 免疫組織化学染色の実際
1.白血病
須永 良
1
,
花田 英子
2
1(株)三菱化学ビーシーエル
2同愛記念病院研究検査科
pp.926-927
発行日 2000年6月15日
Published Date 2000/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543905513
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はじめに
白血病は骨髄原発の自律増殖性疾患で,形態学的分類に加えて,免疫学的検索による骨髄球系,Tリンパ球系,Bリンパ球系の大別や,分化段階の推定が予後判定に関係することから,検査は両者を併用して行う必要がある.特にミエロペルオキシダーゼ陰性のANLL(FAB-M0),赤芽球系(FAB-M6),巨核球系(FAB-M7),biphenotypic leukemia,mix leukemiaなどの判定には,形態観察とともに免疫マーカー判定が可能な免疫組織化学染色が重要である.
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