増刊号 緊急検査実践マニュアル
各論
5.微生物(感染症)検査
1)塗抹検査 b)抗酸菌染色 技術編
久保 勢津子
1
1千葉大学医学部附属病院検査部
pp.860-864
発行日 1999年6月15日
Published Date 1999/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543903886
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はじめに
抗酸菌は分裂時間が長く,発育に1〜4週を要する.それゆえ,抗酸菌染色は結核菌感染の迅速診断に重要である.
抗酸菌染色法にはチール・ネルゼン(Ziehl-Neelsen)法,オーラミン・ローダミン蛍光染色法などがあり,抗酸性を有する細菌にはMyco-bacteria spp, Nocardia spp, Rhodococcus spp,原虫のCryptosporidium spp, Isospora sppなどがある.
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