増刊号 緊急検査実践マニュアル
各論
1.生化学検査
6)グルコース 臨床編
山田 衆
1
,
小島 秀人
1
1滋賀医科大学第3内科
pp.716-717
発行日 1999年6月15日
Published Date 1999/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543903833
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検査の意義と目的
治療中の糖尿病患者において,急性脱水症状や悪心,嘔吐を示す場合は高血糖が予想され,また意識消失,痙攣,脱力などの中枢神経症状や発汗,動悸,頻脈などの自律神経症状を示す場合は低血糖が予想される.
さらに,糖尿病の有無にかかわらず,血中グルコース濃度の高度の異常を有する救急患者は,原疾患に伴って生じる代謝異常の状態にあり,緊急処置を必要とする場合が多い.
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