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尿中微量アルブミンとクレアチニンを同時に測定する試験紙法
木庭 敏和
1
,
中村 玲子
1
,
伊藤 機一
2
1東海大学医学部付属病院中央臨床検査センター
2神奈川県立衛生短期大学
pp.262-264
発行日 1999年3月1日
Published Date 1999/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543903741
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■微量アルブミンとは
試験紙法など通常の尿蛋白定性検査では検出できない(15mg/dl以下)が,健常人よりも多量のアルブミンが尿中に出現する状態を微量アルブミン尿(microalbuminuria)という.微量アルブミンを測定する主な意義は,糖尿病性腎障害の早期診断とその進展予知である.
微量アルブミンの簡易測定法1)には,ラテックス凝集阻止法,金標識コロイド免疫測定法,蛋白誤差反応に基づく方法などが各社から発売されている.しかし,これら従来の簡易法では,微量アルブミン単独の測定はできるが,クレアチニンを同時測定し,この検査として重要なアルブミン指数を求めることはできなかった.
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