特集 研究論文
生化学
尿中のクレアチニンの定量,他
百瀬 勉
1
,
大倉 洋甫
1
,
小橋 一弥
1
,
田中 淑子
1
,
矢野 良子
2
,
板倉 宣子
2
1九州大学薬学部薬品分析化学教室
2福岡大学薬学部薬品分析化学教室
pp.747-772
発行日 1966年8月15日
Published Date 1966/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542916616
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著者らはさきにクレアチニンをピクリン酸と水酸化アルカリによって発色させたのち,リン酸二水素ナトリウムを加えてブランクの吸光度を減少させ,かつ呈色液の吸光度を増大させる方法,およびクレアチニンを1,3,5—トリニトロベンゼンと炭酸アルカリにより鋭敏に発色させる方法をみいだし,これを血清中のクレアチニンの微量定量に応用しているが1)2),今回上記の両発色法が尿中のクレアチニンの定量にも適用し得ることを確認したので報告する。
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