技術講座 一般
尿中微量アルブミンの測定法
森河 淨
1
,
杉本 英弘
1
,
橋本 儀一
1
,
黒田 満彦
1
1福井医科大学附属病院検査部
pp.1359-1363
発行日 1988年11月1日
Published Date 1988/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543205489
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サマリー
尿中微量アルブミンの測定は,糖尿病性腎症の早期発見に有用といわれ,最近,関心を集めている.通常の試験紙法では検出されない尿中徴量アルブミンの測定には,これまでにラジオイムノアッセイ,ラテックス免疫比濁法,レートネフェロメトリー法,SRID法などが用いられている.さらに,簡便な定性法としてスライドを用いたラテックス凝集阻止法なども開発されている.それぞれ特徴があるので,目的,対象や設備に応じてこれらの新しい測定法を選択すれば,利点が生かされるものと考えられる.
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