検査の作業手順を確立しよう 免疫化学(血清)検査・4
感染症マーカーの検査
島 英明
1
1東京医科大学病院中央検査部
pp.1093-1098
発行日 1998年11月1日
Published Date 1998/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543903655
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
感染症の診断においては,その原因となる細菌あるいはウイルスを同定することが最も確実である.しかし,疑われる原因菌によっては時間的,手技的な問題から,日常検査においては免疫血清学的に抗原あるいは抗体の検出を行うことにより診断の補助に利用することも多い.
本稿では,当院で行っているHBV(B型肝炎ウイルス)マーカー,抗HCV(C型肝炎ウイルス)関連抗体(HCV抗体)の検出,および梅毒検査について実際の例を挙げ,感染症検査における検査手順について述べる.
Copyright © 1998, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.