技術講座 微生物
サイトメガロウイルスの遺伝子検査
栄鶴 義人
1
,
南嶋 洋一
2
1鹿児島大学医学部附属難治性ウイルス疾患研究センター(臓器がんウイルス研究分野)
2宮崎医科大学
pp.1045-1050
発行日 1998年11月1日
Published Date 1998/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543903644
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新しい知見
これまで,サイトメガロウイルス(CMV)の検出はPCRでCMV特異的バンドを増幅し,アガロースゲル電気泳動後,エチジウムブロマイド染色やプロット・ハイブリダイゼーションでPCR産物の確認を行っていた.しかし,この検出法では多検体の処理ができず,また検出までに時間を要するなどの欠点がある.
最近,PCR産物を酵素抗体法で検出するPCR-EIA(PCR-enzyme immunoassey)法が開発され,CMVについてもキット化されている(AMPLICOR CMV).
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