日常染色法ガイダンス 生体色素の日常染色法—胆汁および胆汁色素の染色法
グメリン法
金子 伸行
1
1東京大学医学部附属病院病理部
pp.677-680
発行日 1998年7月1日
Published Date 1998/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543903560
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目的
グメリン法は胆汁色素(bile pigment)を証明するための染色法の1つである.
胆汁色素は,化学的にはヘム(heme)の直鎖テトラピロール誘導体(図)で,ヘマトキシリン・エオジン染色標本上ではビリルビン(bilirubin)とヘマトイジン(hematoidin)に区別されているが,組織化学的反応は類似し,化学的にも同一物であると考えられている.
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