増刊号 病理組織・細胞診実践マニュアル
第III章 細胞診
4.細胞診断学各論
3)消化器 b)食道・胃・大腸
大野 喜作
1
1丸山記念総合病院臨床検査科細胞診
pp.243-246
発行日 1998年6月15日
Published Date 1998/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543903510
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はじめに
消化器の細胞診について記載されている著書は多いが,実際に食道・胃・大腸において細胞診を臨床的に活用している施設は少ない.内視鏡下での細胞診は生検組織診断と同様に,良・悪性の診断が最も重要なことである.通常,捺印細胞診,ブラシでの擦過細胞診が記載されているが,本稿では生検組織の圧挫標本における細胞診の重要所見を述べる.
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