けんさアラカルト
不妊治療と臨床検査技師のかかわり
立花 郁雄
1
1スズキ病院枝術部
pp.1003
発行日 2001年7月1日
Published Date 2001/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543905953
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1978年に英国のDr. SteptoeとDr. Edwardsによって,世界最初の体外受精・胚移植(in vitro fertilization and embryo transfer;IVF & ET)による児が誕生した.このIVF & ETの技術が世界に及ぼした影響は多大であり,従来行われていた不妊症治療技術を一変するほどで,不妊症治療の黎明と言っても過言ではなかった.
1983年,東北大学医学部産科婦人科学教室(鈴木雅洲教授)のグループがIVF & ETによる日本初の生児を得た.これを機に,日本での不妊症治療が急速に進歩・発展したことは言うまでもない.
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