検査の作業手順を確立しよう 微生物検査・2
ウイルス検査
中村 久子
1
,
望月 照次
1
,
中村 良子
2
1昭和大学藤が丘病院中央臨床検査部
2昭和大学藤が丘病院臨床病理科
pp.235-240
発行日 1998年3月1日
Published Date 1998/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543903366
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はじめに
ウイルス感染症の診断は,患者の臨床症状や既往歴,年齢や季節,疫学的情報などから病原ウイルスを推定し検査を行う.しかし,1つの疾患群でも,病原ウイルスは数種類に及ぶ場合もあることから,ウイルスの検査法の選択は重要である.
病原ウイルスの検査は,臨床症状などに応じて検査材料を好適部位から採取し検査に供する.ウイルスの検査は2種類に大別される.すなわち,ウイルス学的検査と血清学的検査である.
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