検査法の基礎検討のしかた 血清検査・2
免疫成分測定法での精密性—免疫成分測定での反応性,検量線,検出限界,測定範囲,プロゾーン
加藤 亮二
1
,
細萱 茂実
2
1信州大学医療技術短期大学部
2山梨医科大学附属病院検査部
pp.957-960
発行日 1996年10月1日
Published Date 1996/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543902902
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
抗原抗体反応を利用した免疫検査法は血清検査のほかに生化学,移植・輸血,血液凝固因子,微生物,病理組織分野などの検査に応用されている.これらの免疫成分測定にはすでにキット化された定性法や定量法があるが,その使用法は分野により千差万別である.また,検査試薬(キットを含む)を新しく検査室に導入する際に,検討のための統一された方法はなく,もっぱら臨床化学分野で行われてきた方法に準ずるところが大きい.
そこで,本シリーズでは免疫成分定量法における日常検査法のルーチン化のための基礎的検討方法を具体的に示す.
Copyright © 1996, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.