今月の主題 補体系
技術解説
補体成分蛋白の多型性の測定
竹内 二士夫
1
,
徳永 勝士
2
Fujio TAKEUCHI
1
,
Katsushi TOKUNAGA
2
1東京大学医学部物療内科
2東京大学医学部附属病院輸血部
キーワード:
補体蛋白
,
多型
,
電気泳動
,
連鎖
,
遺伝
Keyword:
補体蛋白
,
多型
,
電気泳動
,
連鎖
,
遺伝
pp.164-169
発行日 1990年2月15日
Published Date 1990/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542900040
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補体成分蛋白の多型は,主として電気泳動法を用いて,近年詳細に研究されるようになった.MHC領域クラスⅢに属するC2, BF, C4をはじめ,C3, C6, C7などが検討された結果,疾患との関連が明らかにされつつあり,免疫学的研究や,人類遺伝学的研究にも寄与している.本稿では,C2, BF, C4を中心にその多型検出法の概略と,その意義について述べる.
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