トピックス
全身性炎症反応症候群(SIRS)とサイトカイン
黒川 浩
1
,
奈良 信雄
1
1東京医科歯科大学医学部臨床検査医学教室
pp.378-379
発行日 1996年4月1日
Published Date 1996/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543902675
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はじめに
生体に侵襲が加わると,これに対する応答反応として炎症反応が惹起される.侵襲刺激には,感染症,手術,外傷,熱傷,膵炎などさまざまなものがあるが,これらの刺激に対して惹起される一連の炎症反応を,1つの症候群として包括的にとらえる概念が近年提唱された.本稿では,この症候群(全身性炎症反応症候群)の概念と,その病態におけるサイトカインの作用・役割について概説する.
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