技術講座 病理
生検,手術症例からの組織培養
佐久田 斉
1,2
,
津波古 京子
2
,
岩政 輝男
2
Hitoshi SAKUDA
1,2
1琉球大学医学部第二外科
2琉球大学病理学第二講座
pp.29-33
発行日 1996年1月1日
Published Date 1996/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543902593
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
新しい知見
組織細胞培養法の発達は目覚ましく,かつライフサイエンスの研究手段として広く普及してきた,培養技術を用いることによって,増殖,発生分化,物質代謝,発癌,老化などの機能を細胞レベルで,しかも定量的に扱えることから,医学,生物学の進歩に大きく貢献した.さらに最近では遺伝子レベルの研究にもしばしば利用され,また診断治療にも応用されている.
細胞培養法は医学,生物学研究にとって,今後さらに必要不可欠なものとなり,その技術を用いた臨床応用もますます盛んになるであろう.
Copyright © 1996, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.