増刊号 臨床生理検査実践マニュアル画像検査を中心として
Ⅱ.磁気共嗚画像検査法(MRI)
3.検査の実際
3)脊椎・脊髄
大久保 敏之
1
,
白水 一郎
1
,
青木 茂樹
1
,
林 直人
1
,
阿部 修
1
1東京大学医学部放射線医学教室
pp.175-181
発行日 1995年4月15日
Published Date 1995/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543902348
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
脊椎や脊髄の画像診断において,単純X線撮影,CTなどの電離放射線を使用する検査法は,今後飛躍的な進歩は望めない.これに対して,MRIは,装置,撮像法,画像分解能,造影剤などさまざまな点で進歩が著しい.したがって,現在の知見が将来にわたって通用するものかどうかは不確かである.このことは,脊髄や脊髄領域においても当てはまる.本稿では,現時点で日常診療で用いられている技術を中心に述べることにする.
Copyright © 1995, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.