増刊号 免疫検査実践マニュアル
各論
Ⅰ.ホルモン
4.膵・消化管
(2)C-ペプチド
佐久間 伸子
1
1自治医科大学内分泌代謝科
pp.128-130
発行日 1994年4月15日
Published Date 1994/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543901910
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C-ペプチドはプロインスリン中のインスリンのA鎖とB鎖を連結しているペプチド部分で,インスリンから切り離されて生じる31個のアミノ酸から成る連結ペプチド(connecting peptide)である.C-ペプチド自体にはホルモンとしての生物活性はないが,B細胞からインスリンとともに分泌され,血中ではインスリンと並行して変動するのでC-ペプチドを測定すれば,インスリンの測定が困難な条件でも膵B細胞のインスリン分泌能が推定できる.
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