けんさアラカルト
化学発光免疫測定法によるペプシノゲンⅠ・Ⅱ値の評価
鈴木 敏仁
1
,
秋田 豊和
1
,
森 智也
1
,
田村 浩子
1
,
中塚 親司
1
1PL病院中央検査部
pp.636-637
発行日 2003年7月1日
Published Date 2003/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543101459
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はじめに
X線法による胃癌検診は,以前よりスクリーニング検査として広く用いられてきた.近年,特に胃粘膜の萎縮が胃癌の発症に密接な関係にあることが指摘されてから,胃癌の高危険群である萎縮性胃炎を拾い上げるペプシノゲン(PG)法が胃癌検診に導入され,その有用性も報告されている1).
PG法とは,血液中のPG値およびPG値を測りその測定値の比,PG/比を指標とし,その値で胃の粘膜の炎症,特に進展した萎縮性胃炎を同定して胃癌の早期発見を行う方法をいう2).
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