増刊号 尿検査法
I.総論
2.尿からみた水・電解質と酸・塩基平衡
(2)カリウム代謝調節
古谷 裕章
1
,
浅野 泰
1
1自治医科大学腎臓内科
pp.16-17
発行日 1992年5月15日
Published Date 1992/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543901051
- 有料閲覧
- 文献概要
生体内には約3,500mEqのカリウム(K)が含まれており,その98%までが細胞内に存在する.細胞外には残りわずか2%しか存在せず,血清Kは3.5〜4.5mEq/lと非常に狭い範囲に調節されている.Kの調節機序は大きく分けて腎性と腎外性の両者から成るが,本稿ではその前者,腎におけるK代謝調節について解説する.
Copyright © 1992, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.