技術講座 病理
ウイルス感染症の病理
岩崎 琢也
1
,
佐藤 由子
1
,
倉田 毅
1
1国立予防衛生研究所病理部
pp.1376-1382
発行日 1990年10月1日
Published Date 1990/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543900401
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
サマリー
近年の医療の高度化とともに日和見感染症が増加し,さらにヒト免疫不全ウイルス(HlV)感染症の勃発により,細胞診ならびに組織診におけるウイルス感染の診断は,非常に重要となってきている.一方,近年の分子生物学的および細胞工学的手法の発展により,従来の手技では不可能であった診断方法が開発されている.本講座では,細胞診・組織診におけるウイルス感染症の形態学的検査方法(サンプリング,固定,免疫細胞・組織学的手技およびin situ hybridization)の手技とその注意点などについて紹介する.
Copyright © 1990, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.