検査ファイル
〈機器〉ワークステーションBiomek 1000
吉田 久博
1
1京都大学医学部附属病院・輸血部
pp.1320-1321
発行日 1990年9月1日
Published Date 1990/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543900383
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現在,検査業務の省力化,合理化ならびに検査時の感染防止を目的として,各種自動検査装置が開発されて広く使用されている.しかし,輸血検査は最も自動化の遅れた分野の一つであり,病院レベルでの使用に適した装置はいまだ開発されていないのが実情である.その中にあって,ベックマン社製の全自動ワークステーションBiomek 1000は,マイクロプレートおよび小試験管などを用いたあらゆる検査に対応できるように開発された装置である.現在,筆者は本装置を輸血検査に適用し,その有用性について検討している.筆者の使用経験を中心に本装置の概要,操作方法,特徴などについて述べる1,2).
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