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エンドクリン,パラクリン,オートクリンコントロール
野々村 祝夫
1
,
松本 圭史
2
1大阪大学医学部泌尿器科
2大阪大学医学部病理病態学教室
pp.1233-1234
発行日 1990年8月1日
Published Date 1990/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543900360
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生体内の細胞相互間の機能的連絡は,主に化学的伝達物質(chemical messenger)によって営まれる.この伝達物質は,細胞から細胞へ直接伝わったり,細胞膜,細胞質あるいは核内にある受容体(レセプター)を介して伝達されたりする.このような方法で行われる細胞相互間の連絡に,エンドクリンコントロール,パラクリンコントロール,オートクリンコントロールがある.よく似た言葉であるが,微妙なニュアンスの違いがある.種々の細胞の増殖が増殖因子とのかかわりでとらえられるようになって,にわかにこれらの用語が多用されるようになった.それでは,このエンドクリンコントロール,パラクリンコントロール,オートクリンコントロールとはどういうものか,具体的に例を挙げて説明しよう.
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