増刊号 現場で“パッ”と使える 免疫染色クイックガイド
3章 免疫染色に強くなる! 免疫染色の極意
コントロールの設定
柳田 絵美衣
1,2
,
淺沼 広子
3
,
小山内 翔祐
4
,
中島 真奈美
5
1慶應義塾大学医学部病理学教室
2慶應義塾大学医学部腫瘍センターゲノム医療ユニット
3札幌医科大学附属病院病理部
4王子総合病院臨床検査科
5独立行政法人国立病院機構北海道がんセンター臨床検査科
pp.1054-1061
発行日 2018年9月15日
Published Date 2018/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543207350
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
外部コントロールが染色者のミス疑惑を晴らす!
■検体切片と染色コントロール用切片は同じガラス上で染色する
染色コントロールは,検体切片が“正しく染色されたのか”を判定・証明する目的で用いるため,検体切片と同じガラス上で染色することが重要となる(図1a,b).別々のガラス上で染色すると,“抗体のアプライ忘れ”“反応時間のズレ”などでガラス1枚1枚での染色条件が異なる可能性がある.
Copyright © 2018, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.