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Kensa to Gijyutsu Volume 52, Issue 3 （March 2024）

検査と技術 52巻3号（2024年3月発行）

増大号 POCUSの決め手。　早く、正確な診断のために

4章　症状別検査の進め方

呼吸困難栁沼和史 ¹ , 鈴木昭広 ¹ ¹自治医科大学麻酔科学・集中治療医学講座キーワード： lung sliding , lung pulse , lung point , B-line , seashore sign , sonographic interstitial syndrome Keyword: lung sliding , lung pulse , lung point , B-line , seashore sign , sonographic interstitial syndrome pp.298-304

発行日 2024年3月1日 Published Date 2024/3/1

DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543209272

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文献概要
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参考文献

はじめに

　POCUS領域で注目を浴びる肺エコーは呼吸困難の鑑別ツールとして有用で，COVID-19パンデミックを経て爆発的な普及をみせている．本稿では，まず肺エコーの総論について簡単に述べ，次に各論として，代表的な病態である気胸，胸水貯留，sonographic interstitial syndrome（SIS）について，病態生理を簡潔に説明する．その後，実際の画像を提示しながら，診断に至る過程，肺エコーに関する代表的なエビデンス，最後に肺エコーの注意点・限界点について解説する．超音波の設定や肺エコーに関する基本操作，基本画像については，3章「肺・気道」を参照されたい．

＊本論文中、[▶動画]マークにつきましては、関連する動画を見ることができます（公開期間：2027年3月31日まで）。