増大号 症例から学ぶ 疾患と検査値の推移
8章 感染症
梅毒
関川 喜之
1
,
本郷 偉元
2
1関東労災病院総合内科
2関東労災病院感染症内科
pp.399-405
発行日 2023年3月1日
Published Date 2023/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543208948
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Point
●多彩な症状を呈し,「梅毒は自由だ」といわれる.無症状で経過する症例もある.
●梅毒検査を入院時や術前のルーチン検査,あるいは検診で行う必要はない.
●梅毒トレポネーマ抗体検査(TPLAなど)が陽性ならば,現在もしくは過去の感染を反映する.
●非トレポネーマ脂質抗体検査(RPRなど)が疾患活動性を反映する.
●梅毒を診たらHIVも疑う.
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