増大号 症例から学ぶ 疾患と検査値の推移
2章 血液・造血器疾患
多発性骨髄腫
笠松 哲光
1
,
齋藤 貴之
1
,
村上 博和
2
1群馬大学大学院保健学研究科
2群馬医療福祉大学医療技術学部
pp.240-245
発行日 2023年3月1日
Published Date 2023/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543208924
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Point
●多発性骨髄腫の診断には,血液・尿検査以外に画像診断が必須である.
●予後予測には主に国際病期分類(ISS)が用いられ,血清アルブミンおよびβ2-ミクログロブリン測定が必要である.
●改訂版ISSでは,高リスク染色体異常と血清LDHの測定が加わっている.
●治療効果判定には,M蛋白量のみならず,骨髄検査および画像診断が必須である.
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