技術講座 生理
—step up編—感染性心内膜炎に対する心エコー検査
木村 紀子
1
,
板橋 裕史
1
1獨協医科大学埼玉医療センター超音波センター
pp.526-531
発行日 2022年5月1日
Published Date 2022/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543208683
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Point
●心臓弁膜症や人工弁・ペースメーカーなどの人工物を留置した既往のある症例に,遷延する発熱や血液培養陽性所見が認められた際には,感染性心内膜炎を念頭に検査を行う.
●疣腫の描出に留意するだけでなく,膿瘍や弁瘤,弁穿孔などの合併症の確認も忘れずに行う.
●超音波装置のズーム機能,フォーカス,ゲイン調整,カラードプラ法を適切に使用して描出する.
●必要に応じて,頻回の検査や経食道エコー検査を行う.
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