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ミクロトーム刃の特徴と取り扱い
末吉 徳芳
1,2
1つくば国際大学
2サクラファインテックジャパン株式会社開発本部
pp.534-536
発行日 2020年5月1日
Published Date 2020/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543207999
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はじめに
病理標本作製用の刃物は1978年,東京女子医科大学病理学第一講座の武石詢教授が某社と共同で,替刃を開発されるまでは一本刀が主流であった.当時,国産20cmの一本刀が約1万円,外注研磨料が約2,000円で備品登録が必要であった.そして,当時発売された某社替刃式ミクロトーム刀標準セットは約4万円,替刃50枚入りが7,500円で消耗品扱いとなった.また,現在の替刃刀尖角に35が主流なのは,おそらくは武石教授が当時使用している一本刀の刀尖角を計測,その平均36.37度を替刃に応用したものと思われる.
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