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ミクロトーム刀の研磨
和田 昭
1
1大阪成人病センター病理検査科
pp.61
発行日 1970年1月15日
Published Date 1970/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542906669
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美しい組織標本を作るためには,まずメスがよく切れとるいうことが先決であって,こと薄切に関しては,"弘法筆を選ばず"式のやり方が通用しないのはいうまでもない.
メスのとぎ方には手とぎと機械とぎがある.最近は検査材料の増加に応じるため自動研磨機が普及しつつあるが,基本はあくまで手とぎであり,しかも真の切れ味を出すには何といっても手とぎのほうがまさる.
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