増刊号 採血のすべて—手技から採血室の運用まで徹底解説
Ⅲ 採血手技と検査値
遺伝子関連検査・染色体検査の採血および採血後の検体の取り扱い
横田 浩充
1
1東邦大学理学部臨床検査技師課程
pp.273-276
発行日 2020年3月15日
Published Date 2020/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543207919
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遺伝子関連検査・染色体検査の血液採取における留意点
臨床検査における遺伝子検査は,①病原体遺伝子検査,②体細胞遺伝子検査,③遺伝学的検査(生殖細胞系列遺伝子検査)の3つの分野で行われており,これらを総称して遺伝子関連検査という.
本稿では採血を伴う遺伝子関連検査(対象:血液・白血球,血清,血漿)にフォーカスし,採血時の留意点と採血後の検体の取り扱いについて述べる.なお,遺伝子関連検査・染色体検査の血液採取において共通した留意点として表1の他,下記の事項がある.
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