技術講座 病理・遺伝子
分子病理学的検査としてのFISH
馬場 郷子
1,2
1公益財団法人がん研究会がん研究所病理部
2公益財団法人がん研究会がん研究所分子標的病理プロジェクト
pp.124-133
発行日 2020年2月1日
Published Date 2020/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543207887
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Point
●融合遺伝子は染色体構造異常によって生成され,染色体構造異常はFISH法,融合蛋白は免疫組織化学染色(IHC)法で確認することができます.
●FISH法,IHC法の技術自体はもちろん重要ですが,用いる検体の質も重要です.その意味で,日常業務において質の高い病理標本を作製し続けることは,通常の病理診断のみならず,分子病理学的検査を行ううえでも鍵となります.
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