技術講座 生理
シリーズ 超音波による血管病変の標準的評価法・1
—step up編—頸動脈
小谷 敦志
1
1近畿大学奈良病院臨床検査部
pp.1194-1199
発行日 2019年10月1日
Published Date 2019/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543207776
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Point
●「超音波による頸動脈病変の標準的評価法2017」の従来からの主な改訂点を理解しておこう.
●スクーリング検査手順が記載された.脳血管イベントに関するエビデンスを有している評価項目を必須とし,スクリーニング検査における検査のフローを考案した.
●プラーク・狭窄評価におけるフローチャートが記載された.ここには,注意すべき(要注意)プラークなどを含めた,速やかな対応を必要とする評価項目が採用された.
●プラーク内部の性状評価では,音響陰影を伴うプラークを石灰化プラーク,音響陰影の伴わない高輝度のものは,等輝度不均質型プラークに分類される.
●プラーク内部の輝度分類では,プラーク全体における低輝度病変の領域に関係なく,少しでも低輝度病変が存在すれば低輝度不均質型プラークとして分類する.
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