増刊号 一般検査ベーシックマスター
第2部 一般検査の「質」を保つTips&Techniques
Situation 3—結果と報告
穿刺液検査
自動血球分析装置を用いた細胞数算定の進め方
小林 紘士
1
1日本医科大学付属病院臨床検査部
pp.412-414
発行日 2017年3月15日
Published Date 2017/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543206811
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Quality Controlのために
一般検査領域において,穿刺液検査を実施するにあたり最も重要なことは,滲出液と濾出液を鑑別し疾病の診断や病態の判定に必要な情報を提供することであり,このことは以前より知られている.その中でも細胞数の算定は近年,自動血球分析装置でも測定でき,簡便かつ迅速な結果報告が可能となった.
本稿では,自動血球分析装置の使用上の注意点とスキャッタグラムの見方などを,当施設での症例を交えて紹介する.
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