増刊号 一般検査ベーシックマスター
第2部 一般検査の「質」を保つTips&Techniques
Situation 2—検査の実施
尿検査
—検査の質を保つためのテクニック—尿沈渣鏡検
友田 美穂子
1
1がん研有明病院臨床検査センター 一般検査室
pp.319-323
発行日 2017年3月15日
Published Date 2017/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543206786
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Quality Controlのために
尿沈渣中の細胞は,比重や尿の性状,疾患,治療などさまざまな要因により変性・崩壊や多彩な形態変化を呈する.そのような条件に惑わされず正しく判定を行うためには,①細胞を判定するための基準(判定基準)を用いて鑑別を行うこと,②細胞の説明が判定基準に沿ってできるようになるまでトレーニングを行うこと,③さまざまな要因による細胞変化のバリエーションを知ること,が重要である.
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