病気のはなし
肺炎
関 雅文
1
1東北医科薬科大学病院感染症内科
pp.4-10
発行日 2017年1月1日
Published Date 2017/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543206709
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Point
●肺炎は市中肺炎(CAP),院内肺炎(HAP),そして医療・介護関連肺炎(NHCAP)と,場所によって分類するとわかりやすい.
●原因菌は,CAPでは肺炎球菌やインフルエンザ菌,マイコプラズマが多く,HAPでは緑膿菌やMRSAなどの耐性菌を考慮する.
●治療の中心はペニシリン系薬になるが,ニューキノロン系薬やカルバペネム系薬も切り札として適切に使用するとよい.
●ワクチンなどの予防や,耐性菌を防ぐ感染制御の考え方も必要となってきている.
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