技術講座 微生物
グラム陽性球菌のマクロライド系薬剤感受性検査
佐野 加代子
1
1公立大学法人横浜市立大学附属病院臨床検査部
pp.18-23
発行日 2017年1月1日
Published Date 2017/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543206713
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Point
●市中感染症のなかでも,皮膚軟部組織感染症を起こすグラム陽性球菌の治療薬を選択するうえで,クリンダマイシン(CLDM)の薬剤感受性検査を行うことは大切である.
●薬剤感受性試験でエリスロマイシン(EM):耐性,CLDM:感性のときは,CLDM誘導耐性試験を行う必要がある.
●CLDM誘導耐性が認められたときは,CLDMを“感性”→“耐性”に変更して臨床側へ報告することが重要である.
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