ワンポイントアドバイス
便潜血化学法試薬の作製方法のポイント
山本 英俊
1,2
,
岡田 茂治
1,2
1株式会社ビー・エム・エル総合研究所
2埼玉県立がんセンター
pp.72-74
発行日 2016年1月1日
Published Date 2016/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543206323
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名称の統一化
“便潜血”とは便中ヘモグロビン(hemoglobin:Hb)を検出する検査法の総称であり,測定原理を混同して使用されている.測定原理には化学法と免疫法がある.化学法を原理とするテトラメチルベンジジン法,グアヤック法を“便潜血化学法”,抗ヒトHb抗体を用いた免疫学的検査法を“便ヘモグロビン検査法”とする.海外では“グアヤック法”にはgFOBT(guaiac fecal occult blood test)の名称が使用され,“便ヘモグロビン検査法”にはFIT(fecal immunochemical test)の名称が使用されている.
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