検査ファイル 項目
誘発電位検査
古和田 正悦
1
1秋田大学医学部脳神経外科
pp.494-495
発行日 1989年5月1日
Published Date 1989/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543205592
- 有料閲覧
- 文献概要
脳波は生体における自発性電気活動であり,各種の感覚刺激や脳の直接刺激で生ずるのが,誘発電位(evoked potential;EP)である.EPは振幅が小さいために,そのままでは観察できない.歴史的にはG. D. Dawson(1947)が重ね合わせ法で初めてEPを記録したが,コンピューターの発達により平均加算法で記録される.
EPは刺激のモダリティーによって,視覚誘発電位(visual evoked potential;VEP),体性感覚誘発電位(somatosensory evoked potential;SEP),聴覚誘発電位(auditory evoked potentiai;AEP)と呼ばれ,また分析時間から,長・中・短潜時EPに分けられる.
Copyright © 1989, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.