技術講座 生理
治療機器の取り扱いかた3—体外循環装置,特に人工心肺装置について
大広 和明
1
,
渡辺 敏
1,2
1北里大学病院MEセンター
2北里大学麻酔科
pp.335-338
発行日 1988年4月1日
Published Date 1988/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543204459
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サマリー
人工心肺装置は,開心術中の手術視野を確保しながら心血流遮断中の臓器・組織を低酸素症から守るために,一時的,人工的に生体の呼吸・循環の機能を代行する装置である.人工心肺装置の主要構成部分は人工肺と血液ポンプであるが,実際にはこれ以外に多くの補助的な構成部分を必要としている.人工心肺による体外循環を円滑に行うためには,これらの構造,機能をよく理解すると同時に,体外循環中に起こりやすいトラブルに対して十分な対策を立てておく必要がある.
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