技術講座 血清
リウマチ因子の測定法
酒井 一由
1
,
長谷川 勝俊
1
,
井上 茂樹
2
1藤田学園保健衛生大学病院臨床検査研究部
2藤田学園保健衛生大学衛生学部
pp.330-334
発行日 1988年4月1日
Published Date 1988/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543204458
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サマリー
リウマチ因子(RF)は慢性関節リウマチ患者の血清中に出現する自己抗体であり,免疫グロブリンのFc部分に対する抗体である.このRFの測定方法については多くの報告があるが,凝集反応を利用した形式がもっとも多い.RFの検出は検査室でも広く行われており,凝集を肉眼判定するもの,光学的に比色して検出するものなど種々の方法がある.検査室レベルでのRF測定は,スクリーニングテストとしてRAテストを行い,FI,FII分画を検出し,さらに確認用としてRAHA法などFI,FIII分画を検出する方法が望ましいとされている,また,光学的に比色する方法は客観的なデータが得られ,定量性に優れている.
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